エントリー - nagaoka

四季における陰陽の法則

患者さん提供写真 四季における陰陽の法則 ≪黄帝内経・素問≫四氣調神大論篇 第四章 第二節より 人体においては、陰は部位としては内臓である その機能は精気すなわちエネルギーの坦体である栄養素を産生する 同化作用である 陽 […]

経穴の左右差

富士山12月16日撮影 経穴の左右差 鍼一本で治療する場合は経穴(ツボ)をよく観察することが肝要 弁証論治して治法が決まればあとはどこに鍼を打つか 経穴の左右の差(虚実の差・寒熱の差)が最も大きい経穴が臨床では有効となる […]

舌診その6

陰虚内熱の舌 舌全体の色調が紅舌、紅絳舌(赤みがきつい)で 無苔になり、裂紋(ひび割れ)が見られる場合 陰液を消耗して、陰虚内熱または陰虚火旺という内熱をこもらせた状態である 中医学で弁証すると腎陰虚症、肝腎陰虚症が多く […]

舌診その5

膩苔(じたい)の典型例 舌苔について 舌に生じる苔については、苔の厚さ、湿潤度、色調を診る 健康なヒトの舌は、色は淡紅色でごく薄い白苔がうっすらと覆っていて 形状も大きくも小さくもなく薄くも厚くもなく、舌裏も鮮やかな薄い […]

舌診その4

舌診その4 写真はお血の典型例 舌裏(舌腹)の診方 舌苔が厚く舌体の色調が見えない場合 舌裏の色調を診ることで寒熱の判断ができる また舌裏の静脈(舌下静脈)の状態を診ることで お血(血液の停滞)血虚(血が不足)の鑑別がで […]

舌診その3

舌診その3 舌が腫れぼったく、ぼた餅のように口の幅いっぱいになるときがある これを胖大(はんどん)舌という 水が停滞し舌体を満たすために生じる ”脾虚”(消化吸収の機能が低下)によって水分代謝が低下することが多い 舌の両 […]

舌診その2

舌診その2 例えば風邪をひいて喉が痛い時には 多くは舌の先(舌尖)が赤くなる 身体の上焦に熱が存在することを表す 高熱になると舌尖がイチゴ状の赤い斑点が現われる アトピー性皮膚炎で顔に赤い湿疹がある場合にも 舌尖が赤くな […]

舌診についてその1

舌診についてその1 当院では治療の前に毎回”舌診”をする 舌で何が判るか? 舌の表側(舌背)で色調を診る 赤みが強ければ”熱”傾向 赤みが薄ければ”寒”或いは”血虚”傾向 舌の苔の状態も重要 苔が多く湿っていれば”湿邪” […]

画像診断と東洋医学

画像診断と東洋医学 脊髄の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の患者さんはとても多い MRI検査を依頼して画像で確認することも必要である 椎間板ヘルニアは鍼灸治療が奏功することはブログですでに述べた MRI検査で椎間板の脱出が確 […]

高血圧症

京都のとある寺 高血圧症 10数年前から本態性高血圧症の60代♂ 降圧剤を内服しても血圧が下がらない 初診時には血圧200/90 肝鬱気滞に腎虚と診たてた 左太衝・左腎兪に鍼を置く 1週間後の治療後は 血圧168/96に […]