プライマリ・ケア学会に参加

昨日は、京都で開催されたプライマリ・ケア学会に参加しました。

プライマリ・ケアとは・・・

医療には大きく分けて2つの分類があります。

1つはスペシャリストといって、各分野の専門的な知識と技術をみにつけている医師や看護師です。

例えば、循環器内科専門医、呼吸器外科専門医、緩和ケア認定看護師、皮膚排泄ケア認定看護師などです。

2つはジェネラリストといって、各分野のエキスパートになるのではなく、幅広い知識を持ち

総合的に患者の治療やケアを行うものです。例えば、総合内科専門医、プライマリ・ケア認定医などです。

プライマリ・ケアは「なんでも相談にもってくれる総合的な医療」といえます。

私がこの学会に参加した理由は、実はプライマリ・ケアと鍼灸(東洋医学)は考え方に共通点があるからです。

両者とも、「病気」や「症状」を治癒することが目的ではなく、病を抱えているその人を総合的に診て

そのひとの生活背景や人間関係に目を向け、心と身体を切り離して考えないという点です。

また、病気の予防(未病という東洋医学の考え方)も重要視します。

まさに鍼灸師は日頃からプライマリ・ケアを実践している医療職種といえます。

学会に参加する大半は医師ですが、鍼灸師としても学ぶことの多い学会でした。

つづく・・・