インフルエンザ集団感染

今年に入ってからインフルエンザの感染が全国で拡大しており、

現在患者数は300万人以上と言われています。

その中でも、特別養護老人ホームなど介護施設での集団感染が問題となっています。

特に寝たきりの高齢者は感染後の重症化が進みやすく、命を落とすケースが多くなっています。

なくなる方の殆どは、インフルエンザが直接の原因ではなく、感染が重症化し、

肺炎を合併することが原因と言われています。

フレイルになると、筋力の低下や活動量の低下に伴い、

食事の摂取量が減少し、やがて低栄養状態となってしまいます。

低栄養状態では、“アルブミン”という血中のタンパク質が減少します。

アルブミンは免疫を司るリンパ球の働きに重要であるため、

低栄養状態の人は免疫機能が低下しており、感染が重症しやすいのです。

介護施設に入所されているかたは、フレイル~寝たきりのかたが多く、

このような重症化が進みやすいという背景があります。

介護施設の感染防止策にも問題はありそうですが….