逆子(骨盤位)の治療

胎児の頭を上にした状態で足やお尻が子宮口の近くにある姿勢を

「逆子」または「骨盤位」と言いう

妊娠28週で逆子と診断された場合は約90%、

32週で約80%、36周でも約65%は自然に頭位

(頭が子宮口の近くにある姿勢)に戻るという報告もある一方

妊婦の10%が戻らないというデーターもある

最終的には帝王切開となる

逆子と診断された時に、鍼灸はファーストチョイスの治療法である

25年前に鍼灸学会で画期的な症例報告があった

昭和大学付属病院、産婦人科逆子外来のチームが

約1800の逆子の症例全てに、鍼灸治療をして

有効率87%に達したというDrからのプレゼンがあった

これを契機にして逆子の鍼灸治療を当院でも積極的に取り入れた

中には帝王切開予定日の1週間前に成功した症例もある

産婦人科外来で鍼灸を取り入れているクリニックもあるが

本来産婦人科でもっと広まるべきではないかと思っている

治療に最も反応する周期は28週~32週

実際に鍼灸院に来院する妊婦さんの半数は32週過ぎ

帝王切開の予定を告げられてあわてて来院という症例も珍しくない

多くの妊婦さんに【28週~32週の治療】という事実を知って欲しい