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病気にならない努力

病気になったら病院に行って薬をもらえば良くなる・・・

そう信じて健康に生きる努力をしない人がいる

多くの人は健康で長生きしたいと思うが

そのために努力をしなければいけないと思う人は多くはない

長年心臓外科医として患者と向き合ってきた

北関東循環器病院院長の南和友医師が

「なぜもっと早く病気にならない努力をしてこなかったのか」

と思わされることがしばしばあるそうだ・・・続く

肝気の乱れ

3月に入ってから

ポカポカを通り越して

暑さを感じる陽気になってきた

春は五臓の”肝”の季節

気温の上昇が激しいと

”肝気が乱れる”

花粉症はその典型

急な寝違えや、ギックリ腰が多いのもこの季節の特徴

”肝は筋を栄養する”

肝気の乱れにより

筋違いのよう痛みや関節の捻挫がとても多い

予防は”ココロのびやかに過ごすこと”

WHOで漢方鍼灸が再評価

産経新聞WEB版のニュースから

漢方薬や鍼灸など日本や中国の伝統医療が

今春にも開催される世界保健機関(WHO)

の総会で認定される方針であることが8日、関係者への取材で分かった

具体的には、国際的に統一した基準で定められた疾病分類である

「国際疾病分類」(ICD)に、伝統的な東洋医学の章が追加される

100年以上、西洋医学一辺倒だった世界の医療基準の転換点となるとともに、

中国と異なり独自に発展してきた日本の伝統医療の再評価につながる

新年の大きなニュース

http://www.sankei.com/life/news/180109/lif1801090004-n1.html

 

人工知能で置き換えれない医学

NHKのクローズアップ現代

AI普及で仕事が無くなる!?

AI=人工知能などの普及によって、

13年後の2030年には、国内で雇用される人の数が240万人減る

という試算を三菱総合研究所がまとめ

20年以内に、日本の労働人口の49%の仕事が

機械に置き換えられる!?(シンクタンク試算)

人工知能やロボットによって

従来の仕事がなくなる懸念が世界的に高まっている

と患者さんが教えてくれたが

その患者さん曰く「鍼灸の仕事は絶対なくならない」と・・

まあそうでしょうね

東洋医学とりわけ鍼灸治療という職人技のこの仕事

脈診、舌診、腹診、体表観察→診断・治療を

機械任せにすることは100年たってもありえないでしょう

夢分斉の教え

江戸時代の禅僧、夢分斎が著した「針道秘訣集」

ここには打鍼の由来と有効性が説かれている

技術とともに大切なことは「人の病を治したい」という一念

これこそが医療の原点であり

苦しんでいる患者に「なんとか楽になって欲しい」と

一生懸命に治療することが医の原点である

患者に接する時

雑念、邪念のない素直な気持ちで接することが大切で

その時治療家の本来的自我をもって診断治療を行えば

患者の生体情報をあます所なく鏡のように映し出し

的確な治療が行えると説いている

治療家として患者と接するときの心の在り方を説いているという点で

この書物は稀有な存在

立夏

5月5日昨日は二十四節気では”立夏”

春を告げる桜の時期も終わり

徐々に新緑が鮮やかになってくる頃

暦の上では「夏」にはいった

今年の「立夏」は端午の節句でもあった

旧暦の季節の区切りであり、植物が芽吹き

いろいろな動物も活動してくる時

この二日間日中は暑く

治療院では今季初エアコンの出番となった

夜も寝具によっては暑く感じるので

寝間着や布団の衣替えも必要かも

明日は大阪で北辰会エキスパートコースに参加

久しぶりの北辰会しっかり勉強してきます

健康Cafe終了

本日健康Cafeの講義終了

参加者約13人

内、医師1名、薬剤師1名、看護師複数名

参加者の皆様はとても熱心に聞いてくださり

とても話しやすくあっという間の2時間だった

2時間の講義で

最も強調したのは

気一元論・陰陽論・舌診

終了後の質問では

医師の畑先生から

施設入居者への水分補給について

「脱水症状の予防の為にできるだけ水分を摂取するように指示しているが

適切な水分の摂取量について教えて欲しい」との質問があった

舌の写真を用いて「膩苔舌と陰虚舌」を例に

適切な水分摂取の目安を解説させていただいた

西洋医学には水分補給の目安となる診察法はなく

東洋医学の舌診が役立てば嬉しく思う

講義させていただく機会をつくってくださったK子さん

ありがとうございました!

東洋医学の知恵を生活に生かしていただければ幸いです

健康Cafe

医療法人あいち診療所では

毎週火曜日に健康Cafeという

「魅力ある生き方に触れ、共に楽しく語らい共に励まし合う」

「みんなが集う場所」を運営されている

今回ご縁があって「東洋医学の考える健康とは」

というお題で2時間半のお時間を頂き

明日お話に伺うことになった

この1ヶ月の休みはほぼ資料作りに追われたが

「東洋医学の考える健康」の内容を

一般の方に解りやすく解説するのは結構難しい作業

果たして明日参加された方に「聞いてよかった」

と思っていただける話ができるか否か

90%の準備はできているので頑張ります!

https://nomani1ban.jimdo.com/健康カフェ/今後の予定/

鍼の向ホメオスタシス効果

ホメオスタシス(恒常性維持機能)

生まれた時から持っている

生体が最も望ましい状況に導く力

近年鍼の効果の本質を西洋医学的に解明しようとする研究者、臨床医が増えている

(公財)国際全人医療研究所代表理事の永田勝太郎医師は

鍼治療の向ホメオスタシス効果について30年以上研究を続け

5000人以上の被験者による検証を行った

深部体温の正常化について

高すぎる体温は下がり

低すぎる体温は上がり

正常な体温は変化しない

血圧の正常化について

高すぎる血圧は下がり

低すぎる血圧は上がり

正常な血圧は変化しない

数千年の歴史がある鍼治療の神秘のベールを

科学の力で解明していく研究は今後ますます増えるであろう

鍼灸医学の弁証論治

あらゆる疾患で病態把握をする上で

「弁証論治」はかかせない

「弁証論治」とは中医学における診断・治療法を示す方法論

その診察方法は四診という(望,聞,問,切)で構成され

これらから中医学的疾病の情報を収集,統合,分析し

診断と証の分類(弁証)を行い処方を決定する診断法だ

弁証は,八綱弁証,病因弁証,気血津弁証,臓腑弁証などの弁証法だけでなく

病位,病因,病性,邪気,正気などを加味して行われる

中でも,その基礎をなすのが八綱で(陰,陽,表,裏,寒,熱,虚,実)であり

これらにより人体の正気の強弱,病変部位の深浅,病邪の盛衰などを総合的に分析する手法

ある東洋医学誌の紙面に中国では”中医師”であっても

弁証することができない人もいるそうで

ただ痛むところだけに鍼をすることしか知らない彼らは「鍼灸工」であって「鍼灸医師」ではない

これは大工職人と同じようなもので、家具を作ったり家を建てることはできても

”設計”することができないのだと述べていた

正確に弁証論治ができるように日々研鑽をすることが求められている