人工透析患者の治療

70代♂

60才~腎不全となり人工透析を始める

週に3回4時間仰向けに寝た状態の透析中に腰を痛めた

仰向けにできないほどの痛み

透析に影響するので死活問題

3回の治療で4時間仰向けができるようになり

現在は下腿の浮腫に対しての治療を継続中

患者さんは大変喜んで生き生きされている

鍼治療後は体が軽くなり動きもよるなるという

透析患者のQOLの向上に鍼灸が副作用がなく安全で有効である症例

この時期の花粉症の病理

3月に入ってから花粉症の訴えが増えてきた

患者さんは花粉症と言うが、花粉の飛散は名古屋市内ではほとんど観測されていない

では何故発症するのか?

啓蟄を過ぎても寒邪が強く、下焦の冷えによって相対的に上焦に気が昇る

”上熱下寒”が多い、或いは”脾虚”によって湿痰の生成で鼻水が出るものも多い

これから気温が上がってくると、”肝気が上亢”して更に悪化するので要注意

来院中の患者さんは”アンダーコントロール”なのでご安心を

シュモール結節による腰痛

中学生男子

整形外科で腰椎に複数シュモール結節が認められ

リハビリ通院するも全く変化なく

20分椅子に座っていられないほどの痛み

当院受診3ヶ月経過し90分座っていられるようになるも

高校でテニスをしたいというので

信頼する脳神経外科の医師にコンサルタントを依頼する

MRI再検査で腰痛の原因がシュモール結節にないことの説明を受け

鍼灸治療の継続と体が硬いのでストレッチ体操をするようになった

医師の説明で親子共に安心されたので

心理的に追い詰められた状況から

(高校で運動ができないのではないかという不安感が強く)

解放されたのか、経過は良好で身体も柔らかくなってきて

4月からは念願のテニス部に入部する目標ができ表情も明るくなった

私と信頼関係にある専門医のひと押しが有効であった症例

月経前中後の精神状態

月経前後に精神状態の変化が起きることは多くの女性が経験している

東洋医学では以下のように分析する

≪精神状態の変化≫

①月経前にイライラすが顕著になる
(肝気実型:ストレスによって肝気が亢進した状態)

②月経前にイライラする半面、落ち込む
(肝気実と心脾の弱り:心神と消化機能の弱り)

③月経中から後に落ち込む
(心血虚や脾腎の弱り:心血が不足、脾虚、腎虚)

難治性手湿疹緩解

難治性の手湿疹が著効を示し患者さんよりお手紙をいただいたので

原文の一部を掲載させていただきます
                               
50代女性

長年手荒れがひどく、皮膚科へ通い飲み薬やステロイド軟膏を塗り続ける毎日でした。

介護職をしている私にとって入浴介助する時や、

家での家事仕事も手袋をはめないと出来ない状態で辛い思いをしておりました。

そんな中、看護師をしている娘が、職場でその話をしたところ

上司の方から長岡治療院が良いとのアドバイスを頂きました。

聞けば、鍼治療とのこと、今まで鍼治療とは縁がなく不安もありましたが

何としても今の状態から解放されたかったこともあり

長岡治療院さんでお世話になることとしました。

初めて鍼治療を受けた時、頭のてっぺんに鍼を打って頂き

その時は驚きを不安で一杯でしたが、痛みもなく、不思議な気持ちでした。

先生からは、鍼治療だけでなく食生活の大切さも教えて頂き

“必ず良くなりますよ”との励ましを受けながら治療を続けたところ

今ではすっかり手荒れも改善し、孫の手も素手で躊躇なく引けるようになりました。

また、治療前は、手が何時もほてっていましたが、今はそれも治まり

東洋医学のすごさに驚きを隠せません。

※コメント:鍼治療開始後1カ月で痒みが著明に改善し短期間で改善した症例

治法は心包経の清熱を目的に百会を使った