気管支喘息の鍼灸治療

寒暖差で体調不良の方が増えています。

寒暖差の影響を受けやすい疾患の中に気管支喘息があります。

東洋医学では「哮喘」といい以下のように分類しています。

【肝胆阻肺】

身体が冷えやすく、寒冷によって発作が誘発されます。

脈診:浮弦 舌診:舌苔白滑

治法:温肺散寒・化痰止哮

【熱痰阻肺】

身体に熱がこもりやすく、温暖によって発作が誘発され

冬の季節に日中の気温が上昇する日などに増悪します。

脈診:滑数 舌診:舌色紅・舌苔黄膩

治法:宣肺清熱・化痰止哮

【寒熱狭雑】

冷えと熱がどちらもある場合、上熱下寒の方に多い

脈診:浮緊数 舌診:舌苔黄白

治法:散寒清熱・宣肺化痰

【陽虚痰阻】

身体の冷えがきつく温める機能が低下した状態で、疲れやすい方

脈診:沈虚 舌診:舌苔淡泊、胖大

治法:温陽益気・降気化痰

【陰虚痰阻】

身体の陰液が不足し、熱がこもった状態の方に多い

脈診:細数 舌診:紅乾燥・無苔

治法:慈陰清熱・降気化痰

【気管支喘息に対する当院の治療方針】

①医師の診察(呼吸器内科)を受け

 内服薬や気管支拡張剤などの処方をうけていることが前提

②内服治療や気管支拡張剤の使用と並行して鍼灸治療を始める

③発作時ではなく、緩解期に鍼灸治療を開始し、体質改善により

 発作の頻度を少なくし、緩解に導くことが目標となります。

院内CO2濃度を測定した結果は?

新型コロナウイルス感染者数は

驚くほど少なくなりこのまま終息することを願うばかりです

さて当院では院内14か所の全ての窓を常時解放し

換気扇13台が常時稼働しています

厚労省は建物内でのCO2濃度は1000ppm以下が望ましいとしていますので

先日CO2センサーを導入し計測した結果

院内でのCO2(二酸化炭素)濃度は400~600PPMと安定しており

換気は十分されていることが証明されました

ちなみに自宅の寝室(10畳)で一晩締め切った状態で測定したところ

1800PPM!と驚くほどの高い値になりました

ご家庭でもまめな換気が必要ということですね

土曜日のご予約キャンセルについてのお願い

毎週土曜日は予約が大変込み合っております。

土曜日はキャンセル待ちの患者様も見えますので、

ご予約のキャンセル、変更の場合はできる限り前日までにご連絡をお願いいたします。

当日になって直前のキャンセルは極力お控えください。

何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

院長