気候と坐骨神経痛

こんばんは、長岡哲輝です。

一段と寒さが強くなって、朝と日中の気温差が大きくなっています。

患者さんが訴える症状でこの時期、特に多いのが「坐骨神経痛」です。

神経痛を東洋医学では「痺証」といって、“寒邪(冷え)”が経絡に滞っている状態と考えます。

日中気温が上がったときは、”風邪(暖かい風)”により皮膚の?崕理(毛穴)が開きます。

そこに、夜から早朝にかけて気温がぐっと下がると、開いた?崕理から”寒邪(冷え)”が侵入して

坐骨神経痛などの神経痛を発症するのです。

“寒邪”は下半身から侵入することが多いので、しっかりと腰や殿部を温めることが重要です。

また上半身を厚着してしまうと、発汗してさらに?崕理が開くので、

上半身はなるべく薄めにして上着で調節するといいでしょう。

寒暖差が激しい日は、汗をかかない程度の上着に、厚手のタイツや靴下を合わせるのがベストでしょう。