帯脈の効能

「素問」痿論篇には

陽明と衝脈と督脈、帯脈が密接な関係にあることが記述してある

身体の中心(臍)の横を帯が取り巻くように存在するので「帯脈」という

「帯脈」は空間を仕切る中で特異な存在

多くの経脈が縦方向に流注するのに対して

横に流れるということで異質

臨床応用として

腰椎椎間板ヘルニアの患者様

左SLR 60°(++)

左帯脈に50㎜2番鍼を10分置鍼

直後に左SLR 90°(-)

以後経過良好

慢性腰痛に対して「帯脈」はこのように面白い使い方ができる