パーキンソン病

せせらぎ街道の紅葉 筆者撮影

パーキンソン病

パーキンソン病の日本における有病率は

10万人当たり100~150人といわれる

特定疾患(難病)指定である

特徴的なのは安静時の震戦(ふるえ)

関節のこわばり

仮面様の顔貌

動作が緩慢

進行すると突進歩行(歩き始めは足が出にくく、止まれない)

抑うつ、自律神経症状

よく似た症状のパーキンソン症候群との鑑別が必要である

以上は西洋医学の情報

東洋医学では

多くの場合”肝気の上亢”によっておきる

”肝風内動”と弁証する

発病して初期には鍼治療が非常に有効

腰痛が主訴で来院された70代の♂

問診、望診でおおよそパーキンソン病による腰痛と診たてた

後で伺うとなんと1年以上前から発症していたが、病院では診断がつかず

つい最近やっとパーキンソン病と診断されネオドパストンが処方された

初診時の舌診では、舌と口唇が激しい震戦を見せていた

第2診目では腰痛消失、言葉も明瞭、緩慢動作も改善

関節のこわばりなし、舌・口唇の震戦なし

腰痛を治しにきたのに全身症状が改善した

病気を治すのではなく、”ヒトを治す”東洋医学の原点である