院内勉強会

今夜は院内勉強会

全日本鍼灸学会学術大会参加報告

1)がん緩和医療の演題報告

2)シンポジウム「がんと鍼灸~がん患者に対する鍼灸治療の現状と新たなる展望」

3)教育セミナー「パーキンソン病に対する鍼灸治療の果たす役割と今後の展望」

4)症例報告のしかた

5)SF-8を用いた健康状態の評価法について

体表観察・施灸トレーニング等の実技練習

院外参加者3名もあって盛況となった

癌治療における鍼灸の役割

全日本鍼灸学会学術大会に参加して

シンポジウム「がんと鍼灸」の内容要旨

緩和ケアを含むがん医療の目標は

延命だけではなく患者のQOL(Quality of Life)

を維持向上させることにあり

がん医療の終末期=緩和ケアではない

がん患者さんにとってはQOLの改善が目的であって

死期を早めるよう行為であってはならない

近年、早期から緩和ケアの介入により

QOL向上や一部では生存期間が有意に改善したという、無作為化比較試験の結果が

複数のトップジャーナルで報告されるようになり

より一層緩和ケアの重要性が示されている

また、早期鍼灸治療の介入に積極的な医療機関が少しづつではあるが増えている

そのなかでも先進的な福島医科大学 会津医療センター漢方外来には

他の病院から鍼灸治療対応可能な病院や治療院の紹介依頼が増えてきている

国民の二人に一人ががんにかかると言われるこの国に於いて

緩和ケアに早期から鍼灸が介入できる環境を整えるような

国の施策が望まれる

明日は鍼灸学会学術大会

明日は(公社)全日本鍼灸学会学術大会in東京

会場は東京大学 本郷キャンパス

会頭講演:西洋医学と東洋医学どちらが本質治療に近いのか

病の本質を捉えアプローチできるのは東洋医学

一方高度な外科手術のように病巣を切除することも根本治療と言える

どちらが優れているという議論ではなく

西洋医学、東洋医学ともに知識と理解のある医師によって

コーディネイトされた最適な医療の選択肢が増えることが

患者さんにとっては有益なのは言うまでもない

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腹診について

東洋医学で腹診は脈診と舌診とともに欠かせない診察法

日本独自に発達した

腹部における邪気(気の停滞)を調べ

空間的に気の偏在を捉える

鍼を一本打つだけで緊張したお腹が緩んだり

特定の部位の邪気が消失することは良くあるが

下腹部に硬い腫瘤が触れ治療で変化がないときもある

こういった場合はすぐに医師の診察を受けるべき

(子宮筋腫は除く)

先日下腹部に大きな腫瘤を触知した患者さん

先生からすぐ内科に行くように言われていった結果

卵巣が張れて子宮からの出血も見つかって

精密検査中ではあるが、「早く診たててもらってよかった」と

感謝と経過報告の連絡があった

重篤な疾患でなければ良いが

早期発見し一刻も早く病院の受診を促した一例

常に心を無にして

集中して診察にあたることだ

読書について

本を読むのが好きだ

医学書や東洋医学の専門書以外では

小説やノンフィクションも大好物

(故)山崎豊子、五木寛之、新田次郎、

百田尚樹、池井戸潤、恩田睦、東野圭吾 等々

最近のお気に入りは恩田睦の”蜜蜂と遠雷”

直木賞と本屋大賞を受賞しているので

どこの本屋に行っても山積みされているが

ピアノ好きでなくとも感動する傑作だと思う

今日蜜蜂と遠雷はピアノの先生の患者さんにお貸しして

代わりに五木寛之の懐かしい三冊をお借りした

今夜は「雨の日は車をみがいて」を読みながら眠りに入ろう・・・

花フェスタ記念公園

昨日は朝から好天で微風だったので

可児市の花フェスタ記念公園にバラの写真を撮りにいった

日本で最大級のバラ園で

名古屋ドーム17個分の広大な敷地に

7,000品種のバラを3万株見ることができる

園内を散策すると様々なバラの芳香に包まれて癒される

見ごろは5月~6月 11月頃

[http://www.hanafes.jp/hanafes/]

診療日の変更

6月10日11日は

全日本鍼灸学会学術大会(東京)参加の為

 7日(水)休診

 8日(木)診療

 9日(金)診療

10日(土)休診

となりますのでよろしくお願いします

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中部大学CAAC東洋医学講座

昨日は中部大学アクティブアゲインカレッジ

東洋医学講座の第8回目の講義

東洋医学講座の講師として13名の参加者に

主に腹診と打鍼の実技をお見せし体験して頂いた

教室には治療ベッドが備えられているので

体験希望者へのライブ治療はとてもしやすく

鍼灸治療の奥深さを実感していただけたと思う

「治療を見せてもらっただけでも今日は来た甲斐があった」(参加者の声)

嬉しいですね