エントリー - nagaoka

気一元

東洋医学は『気一元』の考え方を基に 陰陽の歪やアンバランスを元に戻す医学である 『気一元』とは森羅万象あらゆるものは気というエネルギーから 成り立っているという東洋哲学の原点の考え方 病はその『気』の過不足や停滞、乱れに […]

鍼灸師の区別化

一言で鍼灸師という同じ国家資格を持っていても様々 経絡治療・現代医学的治療・中医学・その他の流派 どこの研究会にも属さない自己流派 鍼灸を医療として取り組んでいない鍼灸師 我々は北辰会という中医学勉強会に所属し研鑽してい […]

間違った食養生

胃腸が虚弱で冷え症の女性 元気をつけるために毎日2個の焼きニンニクを食し 体を温めるために生姜を毎日ひとかけ調理して食して2週間 元々逆流性食道炎を患って鍼治療で完治していたが 私の知らないところで素人判断の食養生をされ […]

傷寒論⑤

太陰病 傷寒の病が三陰病(太陰・少陰・厥陰)の時期に入ると 病邪は体内深く入り込み、生気は虚し病邪の勢いが優勢になるので 虚寒証を呈します 三陰病ではすべて体の抵抗力(生気)を補い養うことを目的とします 太陰病は三陰病の […]

傷寒論④

少陽病 太陽病が5~6日経過し 寒熱往来(発熱と悪寒が交互に現われる) 胸脇苦満(みぞおちから悸肋部にかけて重苦しく抵抗がある) 食欲不振、脈が硬く緊張した弦脈を呈する時は 病が少陽病に移行したことを示します 少陽病は、 […]

傷寒論③

所謂”風邪”は時間単位で病態が刻々と変化します 太陽病の段階で適切な治療や養生ができれば早期に治癒します しかし、表(太陽)の部位で治らず風寒の邪が熱と化して体内(裏) に向かって進展すると、陽明病に移行します 陽明病で […]

傷寒論②

所謂”風邪”は傷寒論により 太陽病・陽明病・少陽病・太陰病・少陰病・厥陰病に分類される 太陽病の解説 風寒の邪によって引き起こされる傷寒の最初の段階(風邪の初期症状) 病邪と生気のの闘争はまだ体表部に限局されているので” […]

鍼灸学会勉強会

昨日は名大病院内の鶴友会館で 愛知県鍼灸学会主催研修会があった 演題は「小児脳障害に対する頭鍼療法と体鍼療法の併用について」 「中医師による漢方薬の処方について」 大先輩のT先生による小児脳障害の治験データーは大変価値が […]

虚実について

≪黄帝内経・素問≫通評虚寛論篇 第二十八 第一章 虚実論 病変を起こしている局所の組織が硬くしこり 充実した状況を示す時、これを実と言う 邪気すなわち外来性の病原因子の侵襲力が強く 人体の反応力も強く 両者が激しく拮抗す […]

傷寒論①

『傷寒雑病論』は後漢の末期 張仲景(AD150年~219年頃)によって書かれた著明な医学書 その功績により後世の医家から「医聖」と崇められている 「傷寒」とは広義では外邪の因子によっておこる、外感病全般を指しており 狭義 […]