エントリー - nagaoka

大人の発達障害

最近大人の発達障害が問題になっている 患者さんの心理社会的背景を聴取していると 発達障害の範疇で特にADD(注意欠陥障害) が疑われる成人が企業に紛れ込んでいることは間違いなく 子供の発達障害がクラスに1人と言われている […]

滑肉門の応用

足陽明胃経の滑肉門 北辰会では主に空間診で反応を診る穴所 肝鬱や気の偏在による痛みなどに効果があることは臨床でよく経験しているが うつ病にも相当効く経穴であることが解ってきた 40代♂ うつ病 随伴症状としては歯の食いし […]

眼瞼下垂改善

40代♂ 重症筋無力症 30代に発症 メスチノン→マイテラーゼ内服 腎虚<肝陽上亢と診たて 週に1回の通院を1年間 顕著だった左眼瞼下垂はほぼ気にならない程度に回復した 一時ステロイド使用も大学病院では検討されるも回避 […]

北辰会夏季研修会

昨日は大阪森ノ宮で開催された 北辰会夏季研修会にスタッフと参加してきた 腹診と打診の臨床応用をじっくり時間をかけてするので 毎年恒例であるが参加するたびに 腹診と打診手技の奥深さに驚かされる 今日の診療はいつもに増して指 […]

またまた寒湿邪の影響

寒冷前線が日本の南に横たわっている 異例の気圧配置の8月だった 北からの冷たい空気の影響と南からの湿気 朝晩は過ごしやすいが 真夏のパジャマと夏蒲団で寝ていたり 昼間に半ズボンで過ごして 下半身が冷えている患者さんが多い […]

舌診による瘀血

ある患者さんの舌背 主訴:顔面の痙攣と頸肩部の慢性的な痛み 弁証:肝鬱化火・瘀血証 舌辺の暗紅色が顕著 原因は食生活の乱れ 駆瘀血の処置とともに 食養生の指導をした このまま放置していると 循環器疾患のリスクが高いことも […]

不眠と心兪

不眠の訴えは多い 以前このブログで不眠の中医学的な分類を示したが 五臓の”心”の問題で眠れない場合 心陰虚の不眠 心腎吹不交の不眠 心脾両虚の不眠 以上に分類できる 背部兪穴の心兪に虚の反応が顕著に表れている場合 虚側の […]

風邪の変遷その2

≪黄帝内経素問・熱病篇 第三十一≫ 傷寒(風邪)の過程において3日を過ぎたものは 病邪は裏陰の内臓の経脈に入っているので 邪気を下方に漏らす瀉下法を使えば軽快する

風邪の変遷その1

≪黄帝内経素問・熱病篇 第三十一≫ 傷寒(風邪)の過程において 第一日目は太陽経が病邪の侵襲を受ける 太陽経は頭から背部を通り腰から下肢の背面を経て足に至る そこで病を受けると後頭部や項、背中や腰が痛む 治法は発汗法で、 […]

リウマチ性多発筋痛症治癒

70代♀リウマチ性多発筋痛症 その後の経過は良好で、ステロイドは離脱 血液検査正常値 大学病院の主治医は薬が必要ないとの判断に至る 鍼治療への理解もあり治療は継続するようにと言われた 西洋医学的には難治性のこの疾患である […]