第60回 愛知県鍼灸師会研修会に参加

昨日は、名古屋市立大学医学部附属病院で行われた、愛知県鍼灸師会の研修会に参加しました。

講師は、鍼灸師の伊藤和真先生でした。

緩和ケアと鍼灸についてのご講演と実技を披露していただきました。

緩和ケアは、がんなどの難病を抱えている患者さんの苦痛を軽減を通して、

QOL(生活の質)を高めることが目的です。

緩和ケアにおいて鍼灸は、積極的治療(手術、抗がん剤、放射線)を行っているときから、

亡くなるまで、すべての期間で治療を行うことができます。

術後の疼痛から、抗がん剤の副作用の軽減、終末期のケアなど幅広い適応があります。

伊藤先生は、触れることの重要性、適切な刺激量、批判的吟味について強調されていました。

伊藤先生は、京都大学にて博士号(人間・環境学)を取得されています。

研究に携わった方に共通しているのは、批判的に吟味する能力が身についていることだと思います。

常に頭で「なぜ?どうして?」と自分に問いかけ、最善を模索する姿勢です。

ひとつの治療法や、理論に固執せず、幅広い視点で診療に取り組む姿勢には大変共感しました。

日々の忙しさのなかでも、批判的吟味・思考を忘れないようにしたいですね。