日本不妊カウンセリング学会

【日本不妊カウンセリング学会参加報告】
10月10日11日と東京で日本不妊カウンセリング学会が開催され、参加してきました。
ARTなどの不妊治療を受けているご夫婦の、治療に関する不安や悩みは多彩で、中には心のケアが必要な場合が多々あります。
西洋医学での不妊治療についての知識を深め、それを当院で行っている中医学による不妊治療に生かし、一人でも多くの不妊にお悩みのカップルのお役に立ちたいと考えております。

今回の2日間にわたる研究発表の中で特に興味深かったのは「日本中医薬研究会」の陳志清先生からの報告でした。

不妊治療に最も大切なことなんですが、ご夫婦お二人の心身の健康状態がバランンスがとれていないと、正常な月経周期や基礎体温の二層性の維持、子宮内膜の状態が保たれず、元気で良い卵子の採取などができないからです。

中医学では不妊症の原因(女性側)を「血虚」「お血」「腎虚」「気滞」などに分類し、漢方薬や、鍼灸治療で取りくんでおります。
ARTなどで1年以上経過してもお子さんが授からない場合で、生殖器機能には特に異常が認められなければ、鍼灸治療が奏功する可能性が高くなります。

まず、気血の循環を整え、冷えを改善し、ストレスから解放することが不妊治療では最も大切なことなんです。

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