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統合医療における鍼灸

名古屋大学付属病院 総合医療チームから、外来診療への鍼灸師推薦の依頼があった

大阪大学で立ち上がったエビデンスに基づく統合医療研究会や

プライマリ・ケア連合学会の中にも、鍼灸の勉強会が立ち上がっており

医師の鍼灸への関心は益々高まってきている

また、鍼灸やその背景となる東洋医学の考え方を、医師が知る必要が差し迫ってきている

名古屋大学医学部附属病院総合診療科外来における研究への協力依頼について

上記のような流れの中で、統合医療チームにおいては

鍼灸師に是非とも中心となっていただく必要があるということで

倫理審査委員会に具体的な研究協力者名を提出することが必要となり

名古屋市内の鍼灸師から推薦できる鍼灸師派遣の依頼が来ている

名古屋では公立病院で鍼灸の研究が遅れていたが

名大病院総合診療科で鍼灸師を中心とした統合医療の

臨床研究が現実的になってきたことは

医療改革の潮流が東洋医学に求められてきたことを示し

患者さん中心の医療(統合医療)が動き始めているのは朗報である

三県合同研修会

(一社)愛知県鍼灸専門師会主催

第46回 愛知・岐阜・三重・三県合同研修会のご案内

21世紀の鍼灸ビジョン ~難病治療への取り組み~

平成24年9月8日(土)・9日(日)

会場:KKRホテル名古屋4F

難病治療の可能性に取り組む鍼灸師の臨床報告や実技供覧を3題とシンポジウム

教育講演は名古屋私立大学名誉教授の講演

ランチョンセミナーではランチを取りながら

セイリン株式会社の「セイリンの鍼灸鍼製造工程」

合名会社 亀屋佐京商店から「もぐさ作りの現場から」

など充実した内容になっています。(上記プログラム参照)

本会員以外の学生さんや一般鍼灸師も大歓迎します

8月15日迄の事前申し込みで

会員・学生 参加費5000円(ランチ付き)

一般    参加費8000円(ランチ付き)

お問い合わせは 

(一社)愛知県鍼灸専門師会 Tel 052-908-0123 E-mail:info@aisenkai.harikyu.co.jp

長岡治療院 Tel 052-804-8190 E-mail n_harikyu@yahoo.co.jp

研修会

昨日は愛知県鍼灸専門師会主催の研修会が

名大鶴友会館で開催された

演者:山田鑑照先生 鍼灸専門師会副会長 医学博士

演題:機能解剖学的鍼灸臨床~

   筋の触診・運動検査法の実際と治療

ポエムズ症候群という難病を機能解剖学的鍼灸治療によって

症状やADLが改善し、患者さんのQOLは大幅に向上した

9月の三県合同研修会では”難病治療への取り組み”という

症例報告や、シンポジウムの開催を控えているので

学術部が開催準備に取りかかっているところだ

”難病治療への挑戦”という命題を自ら与え

研究し、知識を広め、臨床に応用する

之が臨床技術を上げる原動力になっている

空間論講義

昨日は名大病院内の鶴友会館で

(一社)愛知県鍼灸専門師会主催の研修会が開催され

第2講で90分の「空間論の痛みの治療」の講義をさせていただいた

研修会の予告が遅くなり30名の参加者であったが

参加者は皆勉強熱心な学生や臨床家ばかりで

真剣に集中して受講していただいた

非常にシンプルで有効、かつ、全く新しい治療法

実技の実際はモデル患者に対して実際の検査法と治療をお見せした

充分予行練習をした甲斐があって落ち着いて時間通りに進めることができた

いつも感じることは、若い鍼灸師への教育目的で研究発表をすることが

自らのスキルアップに繋がり臨床能力が高まると感じている

これからも機会があれば研究発表を増やしたい

舌診講義の準備

このところ12月4日の小牧勤労会館での舌診の講義資料作成に追われている

昨日も丸一日院にこもって写真やパワーポイントの見直し追加をしていたが

まだ終わらない、今日は治療の合間に配布資料(レジュメ)をつくり担当者に送った

毎日の多忙な臨床があるので平日はほとんど動けない

1日(木曜)の休診日が最後に残された時間だ

当日来場される聴講者のことを考えると中途半端な準備では自分が納得できないので

仕方がない、もうひと汗流して頑張ろう!!

舌診講義

12月4日(日)小牧勤労会館で

舌診の講義を依頼されている

小牧市、犬山市、春日井市の三つの市在住の鍼灸師の

毎月定例の勉強会があり(三師会)

以前から講義の依頼を受けていたところである

講義時間は1時間と聞いていたので

舌診を1時間で解説するのはかなり端折らないと、と考えて準備していたが

昨日のメールで2時間たっぷりとあけたとのこと

これまた、2時間用に資料を追加して作成しなおしである

講演まで2週間を切っているので、休日は全て準備に追われることになりそうである

脈診も含めて舌診をする鍼灸師は実際は少数である

今週の中日新聞サンデー版の特集記事に

西洋医学と東洋医学の違いが見開き2ページで解説されていた

右のページは東洋医学の解説で

四診(望診・聞診・問診・切鍼)をしたうえで証をたてて治療するという

東洋医学の極めて基本的な診察法が判り易く書いてあり

東洋医医学とは漢方薬と鍼灸であることが明白に解説してあった

この記事を読んだ読者が町の鍼灸院に行ったところ

脈診・舌診・腹診も受けずに簡単な問診だけで

いきなり全身に数十本の鍼を打たれることもあるので

鍼治要にかかる際は電話やメールでどんな診察や治療をするのか

よく訪ねることが上手なかかり方だ

東洋医学の本格的な治療を受けるなら

脈診・舌診・腹診もせずに鍼をするところは避けるのが賢明である

会務

(一社)愛知県鍼灸専門師会が誕生してこの秋で早一年になる

この一年間は組織作りで多忙を極めた

現在常任理事として微力ながら臨床の合間や休日に

ほぼボランティアで会議や研修会の開催

各種行事の企画立案、等々で時間を割いている

続けていられるのは、医療としての鍼灸の正しい情報を発信すること

保険取り扱いの円滑な運営、若い鍼灸師の育成等のために

この法人の存在が非常に大きくなっていくと確信しているからだ

今は臨床見学制度の充実のための学校訪問の企画を練っている

鍼灸学校の在学生に鍼灸治療院を開放して

自由に見学、研修する機会を与え、将来の夢の実現への目標になりたいと考えている

休みがない!

今月は毎週日曜日(社)愛知県鍼灸専門師会の会議や勉強会で一日つぶれている

明日は朝から月に一度の保険指導会

午後からは夕方まで理事会

会長がかつての師匠であるので

”執行部”というポジションにあって

何かと会務に追われる毎日で結構大変だ

ただでさえ超多忙な臨床に追われる毎日

自分は臨床の仕事は楽しくできるが

会務という名のもとに時間をとられることは苦痛だ

とはいえ、若いころお世話になった師匠の立ち上げた専門師会

頼まれて断るのも憚れるのである

明日は前向きに考えて頑張ろう!!

保険取り扱い講習会

明日は名大鶴友会館で

(社)愛知県鍼灸専門師会主催の

保険取り扱い講習会が開催される

執行部のひとりとして準備に追われる週末だった

医療保険の取り扱いには特別な知識が必要であるが

一般の鍼灸院では医療事務の雇用はほとんどないに等しいので

実際には保険実務ついては素人同然の鍼灸師やその家族が

見よう見まねでレセを書いているのが実情

ここで非常に大切なのは

レセを請求する保険者に対して見やすく、記入漏れや計算間違いのない

正確かつ信頼できるレセプトであるか、ということだ

鍼灸が保険取り扱いができるようになった蔭では

業界の大先輩諸氏の各保険者や医師会との強い信頼関係を築くための

涙ぐましい努力があってのことであることを肝に命じて

レセプトの請求をしなければならない

そのための明日の保険取り扱い講習会である

執行部会

今夜は診療後21時から(社)愛知県鍼灸専門師会の執行部会に召集されている

記念すべきブログ300回目であるが、時間の関係であまり書き込めない

鍼灸専門師会の活動も軌道に乗ってきており

さらなる活動の場を広げるための会議

眠い目をこすりながら行ってきます