院内勉強会

今夜は院内勉強会

花粉症患者に対する耳ツボ取穴練習

1月末頃から花粉症は増え始め

多いときには1日20人以上が花粉症の治療を受けるほど

院内の統計では86%の有効率

新人スタッフは今から練習

耳の形は千差万別で

ピンポイントでツボを探すのは熟練が必要

その他のスタッフは

体表関節実技と美容鍼実技

自分史32

鍼灸学校時代から交際していた現在の妻と

平成1年の10月に結婚、後に一男一女を授かった

昭和天皇の崩御、新しい年号が始まる大きな時代の流れの中で

開業、結婚と続き慌ただしい平成の幕開けとなった・・・

自分史31

開業して半年で患者さんが半日で20人を超え

家賃、光熱費、生活費が賄えるようになったので

午前中の整形外科を退職し

朝から夜まで一日診療が始まった

お世話になった整形外科では

半年間で多くの運動器疾患を学ぶことができ本当に感謝している・・・

夢分流腹診

夢分流の腹診

患者さんの腹壁を丹念に調べていくと

病のあるものは必ず腹壁に異常な緊張や弛緩

或いは腠理の広がり、熱感、冷感、発汗の異常などが現れる

とりわけ腹壁の緊張が現れるところを”邪”という

ここで重要なことは

夢分斎の邪の診断、治療の部位は点としてではなく

面として広がりとして捉えていくことである

しかもその面は単なる平面ではなく

一定の深さ、厚みを持っている

すなわち腹部の邪を立体的に捉えていることがポイント

夢分斉の教え

江戸時代の禅僧、夢分斎が著した「針道秘訣集」

ここには打鍼の由来と有効性が説かれている

技術とともに大切なことは「人の病を治したい」という一念

これこそが医療の原点であり

苦しんでいる患者に「なんとか楽になって欲しい」と

一生懸命に治療することが医の原点である

患者に接する時

雑念、邪念のない素直な気持ちで接することが大切で

その時治療家の本来的自我をもって診断治療を行えば

患者の生体情報をあます所なく鏡のように映し出し

的確な治療が行えると説いている

治療家として患者と接するときの心の在り方を説いているという点で

この書物は稀有な存在